中国・蘇州市内と近郊  2006年〜2010年

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   初めての中国は1988年10月、国慶節(10/1)を祝う天安門、そしてアジア大会を控えた北京から 海南島、福建、上海、広東、香港とゴールデンコースの6週間。
 北京や上海は人民服が主で配給切符があり、店では売ってやる状態だったが、広東は違った、スーパーマーケット があり、売り子が声を出して客に商品を勧めていた。
   初めての蘇州は1995年12月、’80年代とは違っただろうが夜は薄暗く、今ではお洒落な繁華街の 十前街も蘇州飯店の前に数件のお土産屋があっただけ。
  しかし、今では経済成長の為に失われた【春の菜の花畑】が綺麗だった。上海から南京までのフライトでの 地面は何処までも続く黄色の絨毯。

   2006年から駐在した事で、仕事では行かない蘇州の別の面を見る事ができた。数十階建ての高層ビル郡 から、たぶん大戦前からの町並みと思われる地域まで。
   ただ、現状の変化を見ていると、古き良き景色・町並み・趣きはいずれ消えてしまうのだろう。中国では【残す 行為】をしたとしても、まずみすぼらしい古い物を破壊し
 新しく作り直すと動くのだ。これが中国の保存行為、保存終了したものは、日本人には趣を感じられないものに 変わってしまう。その典型が雲南の麗江古城、危機遺産だ。


1.山唐街・・・虎丘から石路まで 2009年1月2日

   ピサの斜塔の様に傾いた塔のある世界遺産の虎丘から運河沿いに石畳の小道が蘇州でも有数の繁華街・石路 へと続いている。虎丘側は古い庶民の住宅が多い。
 民家の炊事・洗濯場が覗け、道端では子供や年寄りがのんびりと時を過ごしている。石路に近づくと狭い道の両側に 所狭しと野菜、肉、果物、駄菓子、生活用品と
 あらゆる物が並べられた市場に変わり、肩をぶつけながら歩く通りに変わる。
    此処だけではなく、こうした市場では塩茹でや炒った落花生、卵ケーキ、秋には蒸した栗、等をおやつや酒の摘み として買って帰る。当然ながら高い安いと価格交渉が。
 地元の常連客が買う値段を聞き逃さないように。

運河で洗濯 20年前は泳いだそうだ 石畳の小道 布団の左は運河 干し鶏肉 春雪料理用には多いか! 民家 屋根から樹が伸びている
元旦休日 黒板には古い山唐を愛護と 年中休み トランプ遊と井戸端会議

2.平江路

   此処も蘇州旧市街の小道だが山唐街と違い手が入ってしまい古い小道の趣は失われた。上海 あたりからから来る日本人には”雰囲気の良い場所ね!”と好評だが。。。
 と好評だが。。。お土産屋もカフェーも観光客相手の店だけに変わってしまった。
   もう1本東隣の顧亭酒家前の刑務所から東園や動物園へと続く開発されていない倉街の方が 埃っぽいけど遥かに蘇州らしい。

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運河沿いの小道 運河に掛かる橋 蘇州建築 白壁と黒瓦 コンクリート舟 ヘドロ掃除
木製舟 運河のごみ掬い 3人乗りの親子 一人っ子政策は?

3.路線バスで終点まで

   天気が良くて時間があると路線バスに乗り、行ったことの無い終点を見て来ました。時間に余裕が 有るならば、更にもう1本の路線バスで終点まで。
 最悪、白タクででも帰れるでしょうという気持ちで。ですが、蘇州の路線バスは充実しているので問題は ありませんでした。遠回りでも楽しさに。
 バス代は1,2元、遠くて高い場合でも4元なので、二人で1日乗り歩いても10元(約150J\)程度。 色々な場所へ行ったのですがカメラを
 持たなかったりで写真が残っている場所だけ。まさか、HPを作るとは思っていませんでした。

  3-1.用直  2008年6月29日

   用直の【用】は上に点が有るのですが、ゴシックフォントでは表せません。此処は蘇州近郊に幾つか ある水郷の一つです。
   我が家(錦華苑)から蘇州市街地の東のバス基点で乗り換えて終点の用直中学まで。本当は観光地の水郷 へは4つ前で降りるべきだがこだわりの終点へ。
 ブラブラと歩いていると、一人のダフ屋が水郷への入場券を買えと寄って来るが断る。人通りの少ない 路地を入って行くと観光客の溢れる水郷の中心へ到達。
 どうも、観光客は来ない裏の方から入って来た様だ。前にも春雪の西園寺へ裏から無料で入り込んでしまった 事があった。

   3枚目のバス路線図の左下の張り紙。
   貸し部屋1室。他に個人用のトイレ付き。水洗便器、温水シャワー、エアコン、ベット、衣装ロッカー、 家具。68807177、陳、住所、概略場所説明。
 面白いでしょう。此処なら無料で掲載でき、多くの人の目にとまるよね。

order ="0" height="171" alt="終点">order ="0" height="171" alt="軒先飾り">
乗換駅南 あつ〜い! 目的の行き先表示 終点まで 貸し部屋の張り紙 目的の終点 此処まで来る人は少ない
水郷 何処も同じだが 路地裏 此処から入り込む人も少ない 観光商店街の軒先 ホータンの白玉の店 軒先飾り
水辺の飲食店 運河で洗濯 遊覧小船の船頭 暇で居眠り中

  3-2.東山  2008年6月8日

    蘇州の西南側にある太湖の畔の半島です。お茶、山桃、琵琶、などが特産品。
  バス停の行き先表示板を見ながら”今日は何処へ行こうか?”。あるバス路線の終点に【蟹市場】とある。 蟹とは上海蟹の事、秋のシーズンの為に様子見に行こう。

    蟹市場は有ったが、シーズンオフで市場内から裏手まで見て回ったが誰も居ない。メインの通りから だいぶ入って来ていたので、田んぼ道を歩いていると
 次のバスが入って来た。次の行き先を考えていないので乗らずに歩く。畑のハウスにはスイカが沢山。
   行き先表示から【東山】に決定。乗客は観光らしき人が大勢。我々の立った前の若いアベック、 女の子が男の子のひざに座って一つの席を譲ってくれた。
 中国で乗り物の中で子供や老人に席を譲るのは一般的、日本より遥かに自然な行為。妻も何度か譲られている。 初めての時は”荷物を持っていたから?”。
 でも何度か目には、やはり。。。。
   東山バス停下車すると【三輪バイク】に引っかかる。交渉の上で乗車したが怪しいので再交渉が不成立で 途中下車。路線バスも通っていたので実害は無かった。
 三輪バイクを下車した所で、また、若いアベックと。軽のバンで遊びに来ている蘇州新区の日系企業従業員で 我が社の事も知っていた。一緒に東山を観光しようと
 誘われたが、路線バスに乗る事も目的なのでと遠慮。

蟹市場前に到着 辺鄙 シーズンには屋形船か〜と思う 田んぼ道 菜種を乾燥中 道路標識
日系企業従業員 東山観光地図

3.路線バス・・・3)越渓

   蘇州中心から真南の東山半島の付け根の新興地。学校や住宅地が開発されている。 市街地から離れている事から部屋代も安く学生や若者が多く住んでいる様だ。
   広々とした新しいゴルフ練習場ができたのだが、バスやタクシーでは不便なので優待割引利用で1度だけ。

臨時バス停 バスを待つ若者

3.路線バス・・・4)相城区・独墅湖

   相城区は蘇州市街地の北、上海蟹の産地【陽澄湖】の西に位置する新興地域。独墅湖は市街地の東南。 この日はバス路線の関係でかなり遠回りした。
  相城区も部屋代が安く、木読鎮と共に外地からの労働者が多く済む地域。わが社の工場作業員の何人かも 住んでいる。独墅湖は高級地域、韓国系駐在員が
 かなりの住宅を買ったが、リーマンショック後、韓国企業は縮小が大きく売られた住宅は暴落したと聞く。

相城区 大通りと高層アパート郡 独墅湖の学園区域 バス停 市内へ戻るバスは何番か?

4.その他

   蘇州市内やその近郊。

揚子江と工事中の南通大橋 常塾から南通フェリー フェリー 大橋完成で終わりかな? 西山の太湖 水は青湖の色
蘇州の路地裏 五峰園 石路の夜景 堀の遊覧船から 菜の花を探して ほんの少しだけ

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