初めての東北地方  2014年8月20〜30日

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1.岩手県遠野  2014年8月24日(日)

  大曲花火の翌朝、インプレッサの中で二人でも結構気分良く寝られるものだ、車は小さいが 住人も小さいから。東北は既に秋、暑さを心配していたが寝袋を被って丁度良かった。
  和歌山からの人はフォレスターで北上し奥入瀬まで、車中泊専門の仙台からの人は自作改造ハイエース、 隣の宮城ナンバーはデリカで道の駅専門で、皆さん旅慣れていた。我々は秋田道(北上JCT)⇒東北道(花巻JCT) ⇒釜石道(東和⇔宮守:無料)で遠野へ。

  道の駅(遠野風の丘)の観光案内所で情報収集、観光施設利用共通券(\1,800⇒1,050)で5ヶ所を観光 できる。
    1.とおの物語の館 :語り部から昔話を聴く。姉妹都市の大府市からの女性3人組みも。
    2.伝承園     :曲り家(菊池家)と千体のオシラサマ(御蚕神堂)
    3.カッパ淵(無料) :常堅寺の裏手の水辺、今日はお休みで不在。途中ではホップ収穫作業中、苦っ!。
    4.福泉寺     :五重塔が見えたので入ったが、大正元年に開かれた新しい真言宗の寺だった。
    5.とおのふるさと村:6軒くらいの曲り家を移築し守り人(まぶりっと)が守り文化伝統の解説。曲り家は 震度6の地震でもビクともしなかったと。
    6.土人形民芸村  :個人で曲り家を移築し江戸時代から造られた附馬牛人形を展示し技術の再現。 ほとんどの時間は震災当時の様子を聴いて過ごした。
    7.旅館・福山荘  :久々の旅館泊、畳がいい!。天然掛け流しの温泉で夕・夜・朝と3回も入浴。 夕食には名物のドブロクをコップ2杯。

1490年開創 キュウリの餌で釣る 日本最大の木彫観音像 福泉寺
曲り家 左が厩(馬小屋) 旬の夕顔 かんぴょうも作る ホップの収穫 貰って食べたが

2.岩手県平泉  2014年8月25日(月)

  釜石道の無料区間は4年前のナビには無い、来る時に東和ICで下りるのかどうか迷った。 高速にこんな長い無料区間があったとは知らなかった。今日は、釜石道⇒東北道(花巻JCT)⇒平泉前沢IC。 先ずは観光案内所と平泉駅へ。周遊バス【るんるん】の1日券(\400)を購入し中尊寺へ、5回(\150/回) 乗ったので\350のお得。
    1.中尊寺   :金色堂⇒旧覆堂⇒能舞台⇒峯薬師堂⇒本堂⇒弁慶堂
    2.毛越寺    :創建時の伽藍は消失、基礎石・土塁などが遺され浄土庭園を伝える。
    3.高館義経堂 :【たかだち・ぎけいどう】。源九郎判官義経なので判官館とも言う。芭蕉の夏の句【夏草や・・・】は此処で詠まれた。

中尊寺参道の杉並木 金色堂(中は撮影禁止) 竹林と巨木 能楽堂への道
小さな蜘蛛の巣 蜘蛛の大きさは? 能楽堂 能舞台 峯薬師寺 目に効能でお札を
中尊寺本堂 弁慶堂 【もうつうじ】と読む 築山 水面から4m
色ずくもみじ 浄土庭園 平安時代の作庭 夏草や兵どもが夢の跡 義経は生きていたか?

3.宮城県石巻と松島  2014年8月26日(火)

  今日は震災の爪痕を追う事にした。始めは沿岸に出て気仙沼⇒女川⇒石巻⇒松島や仙台のルートを 考えたが、走るだけで6時間程度は必要だし道路事情も悪いと考え国道342号+国道4号(三陸道無料区間) で石巻へ直行した。松島で弱い雨になったがほとんど問題ない天気。
  松島から仙台へも有料区間の三陸道は使わず国道45号で行く、知らない土地ののんびり旅には下道が 適している。だが何処も大した違いはないね、山並みもコンビにもスーパーもホテルも皆同じ。
   1.石巻・日和山公園:3年半が経過した津波被害も高台からは草に覆われて判らない。沿岸を走ると家々の基礎から町があったことが判る。
    2.松島湾周遊   :震災で地盤が60cmも沈下した為、大潮満潮の夕方には潮が岸壁一杯に。曇り・弱雨で景色はイマイチ。
    3.瑞巌寺     :本堂修復中の為、一般公開されていない本尊や伊達一族の位牌などが展示されていた。

旧北上川河口 草地は破壊跡 旧北上川の中瀬(前後) 旧北上川右岸(前後) 日和山丘直下、墓石は修復済みだが
石の森漫画館前の被害跡 まるか水産で昼食 約3m浸水 松島の島々 特定の島ではない 五大堂
小藻根島(こもねじま) 地盤沈下の様子 瑞巌寺の参道 津波で被害 左修理中の本堂、中央は庫裡
観音像、宝物の撮影OK 御本尊 聖観世音菩薩 伊達政宗位牌 正宗正室の墓堂
瑞巌寺の洞窟郡

3.仙台市と蔵王遠刈田温泉  2014年8月27日(水)

  予定は蔵王エアコーラインとハイラインで刈田岳駐車場からハイキングの予定だが、この旅初の完全な雨模様で中止。 午前中は仙台を見て午後から蔵王に入る事にした。この日も急ぐ旅ではないので下道をゆっくりと走る
   1.仙台市科学館   :住友3Mのネーミング。東北大の人力飛行機の展示準備中、2008年の琵琶湖鳥人間では往復36kmを完走。
   2.仙台城址     :伊達政宗像、仙台城見聞館。仙台は大都市だ!、約100万人都市で名古屋の半分だが大きい。
   3.遠刈田温泉    :共同浴場【神の湯】、大人\300、高低2浴槽あるがやや熱い。【とおがった温泉】と読むと寄り道の小学生が教えてくれた。
   4.こけしの館     :こけしは産地、師弟関係、表現様式等から11系統に分けられている。遠刈田系は赤い頭飾りやオカッパが特徴。
   5.ことりはうす   :野鳥の森自然観察センター。第4水曜日で無料開放日だが雨だからか我々2人だけでの見学。野鳥も来ていない。

仙台城址から見る仙台の町 伊達政宗像 こけしの館 こけし

3.山形県・山寺と山形城址  2014年8月28日(木)

  今回唯一のペンション泊だった翌朝、宮城蔵王は朝には雨があがったが山並みは雲の中。ペンション・コスモスの 朝食は神戸出身のオーナーが焼いた自家製パン、焼き立てで暖かい!、お見送りしてくれた陸前高田からのご夫婦と二組 だけで朝ドラを見ながら。

  山形道(宮城川崎IC⇒山形北IC)を走って山寺へ。笹谷峠の長〜いトンネルを抜けると天候が一変し晴れ!。この 笹谷峠は標高が約900m、山形蔵王PAが標高約240m、古関PAが標高約350m、約17km間でこれだけの標高差 なので前後共にかなりの急勾配、天気も変わるはずだ!。
   1.山寺    :宝珠山・立石寺。天台宗の仏教道場で芭蕉句【閑さや岩にしみ入る蝉の声】が詠まれた地。
   2.山形城址  :城址公園内に駐車し二の丸東大手門を抜けて山形市内へ。昼食は大沼百貨店の中華料理を。同じ県庁所在地でも小さい落ち着いた町。
   3.文翔館   :大正初期のレンガ造りの旧県会議事堂と花崗岩造りの旧県庁舎が車で通過時に目を引いたので行って見た。

立石寺本堂 奥の院への山門 参道も客は少なめ 岩に挟まれ狭い道
仁王門 もう直ぐ奥の院 釈迦如来と多宝如来が本尊 格子の中に三重塔が この下の自然窟に慈覚大師を埋葬
開山堂からの展望 山寺の全景 かなり急な岩山 山形城址 二の丸 復元 最上義光像
栃のみは灰汁抜きが大変 山形市内大通り 花崗岩造りの旧県庁舎 レンガ造りの旧県議事堂

4.往復のフェリーにて(名古屋⇔仙台)  2014年8月20・29日(水・金)

  当初は新潟経由の日本海沿いを陸路で行くつもりだったが、佐渡島、月山、奥入瀬、磐梯山なども廻っていたら 1ケ月は掛かる事になり再検討。フェリーと言う手があることに気づいた。名古屋⇔仙台間が21時間、来年は北海道 苫小牧まで行くと39時間、長いな〜!。

名古屋港 往路はいしかり 名港トリトン 朝日を見たかったが雨 海を見るしかする事は無し
イルカを見たかったが 福島沖の火力発電所 福島第二原発 福島第一原発 多くのクレーン
第一原発のテロ対策警備か 仙台出港 タグボートで引っ張る 仙台港港湾整備 仙台港の海鳥2種
見慣れた伊良湖水道 初めて見る海からのセントレア 名港トリトン通過、帰ってきた 終了

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