全国旅行支援で北東北・本州最北端まで10泊11日  2022年10月15〜25日(土〜火)

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 コロナ第7波の下火と景気刺激策でGoToトラベル再開かと思ってたら、全国旅行支援となった。全国と 言いながら県任せなので、県毎に開始日は違うは手続きも違うはで混乱。宿も旅行社もスタートしてからも 混乱していた様だ。
 スタートの10月11日前に宿泊予約をしておいて、11日に宿毎に支援対象可能かを確認。2件が対象 にできないとなったので、キャンセルと支援対象を探して再予約。旅がスタートしてからも、楽天トラベルの 枠がオーバーしたので宿直接の予約に変更したり、その逆が発生したりと、旅行支援獲得に奮闘、並みのジジイ じゃできないよ!。努力の甲斐があり全日数で獲得、二人合わせて約14万円相当額。

 仙台到着し鳴子温泉まで高速利用、入り口では正常だったETCカードが、走行中にエラー005の警告。 出口の有人料金所でもカード認識せず、現金払いで対応して頂いた。スタート直後から数日はトラブル続き、 こんな旅は初めて。
 車は13年目の【5万km走行のスバル・インプレッサ】非常に順調、セールスが新車購入を促すが、免許 返納まで乗り続けると宣言。だが、12年前のカーナビ地図は役立たず、今年初めにスマホデビューしたので 【GooglMap】を利用。オフラインで使えてギガ消費も無く、案内する道がショートカットや裏道、好き嫌いも あるだろうが、充分に利用できるアイテム。地元民でも利用するかと言った道案内もあるので、嫌と思ったら 最悪と感じるだろう。

 天気がコロコロと変わった、晴天だったのが曇ったかと思ったら豪雨と。でも、車で移動中の雨が ほとんどで実害は無かったと思う。雨が降らなかったのは第6・7日目の大間から奥入瀬位だった様な。
 実害は最終日の【宮城県立旭山公園】、山頂から西は男鹿半島、東は金華山まで見通せる場所だが行って みたら大雨。誰も居ないし夕方だし自然公園の山道で熊が出そうだし、で車からも降りずに移動。それと、 鳥海山を見ることができなかったくらいかな。その他、岩木山、八甲田山、八幡平、岩手山は全貌を見た。

 旅の主目的は、日本一のブナの巨木、白神山地のブナ林、奥入瀬渓流、大間の生マグロ、全てに満足。 紅葉は山頂付近は落葉、標高500〜700m付近が盛りだった様子。落葉していてもダケカンバの白肌林 は綺麗だった、ブナ、ナラ、シイ、ケヤキ、類の紅葉なので、京都の真っ赤なモミジの派手な紅葉とは全く 違った。印象的だったのは多くの桜が落葉せず真っ赤に紅葉していた、紅葉した桜並木通りを通るのは感動、 【ソメイヨシノ】なのだろうか。。。

2022年10月15・16日(土・日) 名古屋金城ふ頭からフェリーで仙台へ、そして鳴子温泉泊

 3回目の太平洋フェリー、20時間も動かず寝ているだけで腹もすかなかったので、今回はレストラン での食事は止め、スーパーで弁当を買って乗り込んだ、ラウンジには軽食もあるし問題なし。1等船室は 個室で湯沸かし・シャワー・トイレも・曇りガラスだが窓もあり快適。

 台風も無く2〜3mの波で穏やかだったが、歩くと振られるし、浴場の湯舟の水は25cm位は上下していた。 3度目にして初めて太平洋に登る朝日を拝めた。

 仙台着は夕方、高速へ入るときは問題なかったETCが走行中に警報音、カードを認識できなくなった様子。 仕方がないので、出口の駐車できるスペースへ停めて現金払いの係に相談。危ないので勝手に歩くなと注意 されたが、此処の設備でも認識せずカード不良。仙台港から乗ったと説明し現金払いで対処。

手続き後、19時の出航を待つ 金城ふ頭を離岸直後、真っ暗! トリトン直下 寒くはない、名古屋港の夜景を
工場夜景も見ごたえあり トリトン3座の全景 四日市でなく飛島埠頭だね
房総沖くらいかな 5時45分が日の出だった 寒いけど、日の出は見るよね また、上空の雲に隠れた
雲の隠れたが、陽光が綺麗 14時頃、福島原発の沖合 14:40にランデブー 向こうも大勢がデッキに

2022年10月17日(月) 鳴子温泉・酒田・由利本荘・男鹿半島

 出発時は曇りだけど雨が降りそうな空。直ぐ近くの紅葉で有名な鳴子峡、観光客は居たが紅葉には 早そうだし小雨なのでパスして、酒田市の山居倉庫へ走った。川沿いの道、最上川(太平洋へ)or北上川 (日本海へ)と考えながら走る。

 山居倉庫のケヤキ並木は有名だが、まだ青いか枯れ葉。樹勢が衰えているとの事で、夏の暑さで紅葉前に 枯れ葉になったのか。鳥海山スカイラインを走るつもりだったが雲の中なのでパスして、途中にあった 標識から十六羅漢岩へ行くことに。その後も寒風山展望台をパスしてナマハゲ館へと、大きく予定変更の 日だった。
 雨は走行中だけだったので傘をさしての観光にはならなかったが、日本海へ沈む夕日が見られなかった のが残念。

酒田市は山形県だった 明治26年、現役米保管倉庫 朝ドラ【おしん】の舞台にも 樹勢が衰えたと言われる欅並木
紅葉は、未だ先の様 幹回り約4mはある 天気が良かったらコーヒータイム 鳥海山は見られないので此処に
漁師諸霊の供養と海上安全祈願 山形県飽海郡遊佐町吹浦 男鹿半島の中央部の山の中 この館の語り部、夫婦役
家主が出てきて、実演開始 家主がナマハゲをもてなす 悪さをする家族を探し始めた お面がデッカクて迫力あり

2022年10月18日(火) 白神山地・岩木山

 北秋田市から県道317号を真北に上がって白神山地を縦断して岩木山へ向かうルートを選択して 【白神山地世界遺産センター】まで約1時間走ったら【この先全線不通】の看板、センターの案内所で 確認すると、 ”昨年の8月豪雨で道路が寸断されており、大館・弘前回りしかない。” との事で 90km・約2時間のロス。

 2時過ぎにビジターセンター着、散策路も改修中での閉鎖が多く、暗門の径の一部だけ。しかも、 県道が16時から夜間通行止めで時間も迫っていた。速足で歩いて1時間の白神山地を散策。

 国道の標識【にしめや】を見て煮しめ屋と間違っていたが、【西目屋】と言う地名だった。今日は雨も 降らず、岩木山も綺麗に見ることが出来た。

今日は久々に1日中の晴れ 県道317号を目指したが不通 大館、弘前、周りで2時間 多くの散策路も復旧中で閉鎖
腐葉土の堆積した山道 ブナの樹が多い様だ 雪の重みで曲がっている様子 標高350m付近、600mが盛り
朽ちた樹は次世代の栄養に 約1時間の散策 超軟水の湧き水、旨いかな? 山の上の方は黄葉している
西目屋の観光スポット 毎年綺麗な紅葉だそう 世界遺産の小径を散策後 始めて夕日が差し込んでいた

2022年10月19日(水) 三内丸山遺跡・恐山・大間崎

 朝は晴れて岩木山も見えていたが、大雨になって遺跡見学は雨の中かと思っていたら止んで来た。 車から出る時は傘を差したが、入場してボランティアガイドと外へ出たら止んで晴れ間も出てきた。 ガイドの説明があると理解が深まる、感謝。

 恐山、パワースポットで多感な人は感じると言うけれど、全く何も感じず、自熱発電できるかなと 思っただけ。湯屋があったので【男湯】を覗いたら、3人が入ってビックリ。

 大間は遠いね、最北端だからね!。日没に間に合うかと走って間に合ったが、雲が晴れず。でも 北海道の陸上に沈む様だった。風が強くマグロ釣りの船は出ていない、寒いので早めに切り上げ宿へ。

出発前は晴れ間も 雨が上がった直後の遺跡 遺跡見学中に天気は好天 20数人づつにガイド
復元された集落跡の全景 六本柱の実際の穴跡 復元した六本柱、目的は? 子供の埋葬場所
集会場所か祭礼場所か? 精巧に作られている土偶 綺麗な丸い穴開け 良く穴をあけたね、感心
どうやって加工する! 栗の木は腐食しにくいそう ミュージアム内に出土品展示 後ろの山が恐山かな
恐山・伽羅陀山菩提寺 硫黄臭、日本三大霊山とか 本州最北端に到着 北海道は意外に近い
海への日没とはならず 松方弘樹が来ていたんだ 大間で釣っただけではなさそう 赤身の旨味が最高だった

2022年10月20日(木) 日本一のブナの巨木・奥入瀬渓流散策

 大間から一路奥入瀬まで200km、この日は一日中天気が良かった。下北半島はデッカイ、 大間から抜け出るのに約100km、道も広くはないし、工事中だらけ、だが、車は極少で走り易い。

 青森の東辺りから八甲田連峰の山並みが遠くに見えた。GoogleMapが裏道へ誘導するので 農道や林の中を走る事が多いが楽しい。

 奥入瀬は入って真っ先に【日本一のブナの巨木】を見に行くも、渓流沿いの道は混んでいるが、 誰も右折して行く車が無い。熊の彫り物があるスペースに到着、看板も無いので少し先へ行ってみるも それらしくないのでバック。カミさんは、 ”熊が怖いので行かない。” と、ガイドブックで調べる と数分歩いた所らしいので一緒に行く事に。熊鈴を持って来ていないので口笛を吹いたり大声を 出したり。根元を囲まれた巨木と案内板があったので確定、だが案内板の正面側が破壊されていた。 戻ってからビジターセンターで確認したら、 ”熊が居ない訳ないし、何度直しても破壊されるので 、そのままになっている。” そうだ。この度第一の目的達成。

 渓流散策は中間付近の駐車場が満杯で十和田方面に移動。道路脇に1台のスペースがあったので 駐車。これってマナー違反だよねと思いながら、AWDだからスタックは無いでしょうと。舗装面に 違法駐車して三脚を立てて写真撮影しているやからも多く渋滞原因にもなっていた。意外と上流側に 来ていたので車から上流側と下流側を歩いて来た。

 十和田湖畔の宿へ到着し、青森県のクーポンを使おうと思ったら、 ”此処は秋田県だから使えない。”  との事、焦ったが直ぐ隣が青森県、酒屋で清酒(4合瓶で4,000円を奮発)を購入。

七戸辺りで国道4号を離れて 5〜6台の駐車スペース 数分だと言うので行く事に 全体は撮れないよ
スマホの広角を使って撮影 横への広がりも大きい 始めは上流へ向かって 水が豊富
日が差し込むと紅葉が綺麗に 紅葉ではなく黄葉だね 桂の大木が2本も 甘い香りで発見した桂の木
山の中だけど蟹ずくし 宿裏手の小川が県境だった

2022年10月21日(金) 八幡平

 快晴の朝に十和田湖を出発して八幡平へ。十和田湖から直ぐの【発荷峠】付近の紅葉が今旅の 黄葉の最高レベル、正に錦秋と言った感じ。峠を越えて行くとリンゴ園があったのでクーポンを消費 する為に立ち寄る。3千円で1個のリンゴ狩りサービスで2個ゲット。

 GoogleMapに裏道を案内されて、走っていたら工事中で迂回、でも約100m位で実害無し。 お陰で、リンゴ畑や稲刈り前の田圃をま近に見られた。

 後生掛(大沼)キャンプサイトへ向かう道で、ブナの実を採取。日本一のブナの下では、ゆっくり できなかったし、落ち葉の中では見つけ難かった。

 八幡平へ登って来たら霧、朝の天気は何処へ行った。。。それでも折角だから頂上まで歩いたら、 霧が霧雨に変わり頭や肩が濡れた、下界は曇りだが上部は曇りの様だ。夕方には岩手山も頂上まで 見ることができた。岩手山麓の宿では時間が早かったので、グランドゴルフを。

八幡平へ向かうが下道で 錦秋がピッタリ 東北は何処もリンゴか米 どれにしようか迷うな
工事迂回で停車し撮影 此処には赤い紅葉が ブナ林 道の上に木の実 始めて見るブナの実
ドングリだがチョット違うか ススキではない草が 八幡平の車道の頂上付近 展望は悪いね、チョット残念
霧の中頂上を目指す どうして水が溜まっているの? こうした穴が数あるみたい 霧が霧雨に変わって濡れる
見晴らし悪し 岩手山のすそ野がチラリ 休憩スペースがあったので 綺麗な紅葉が見られた
2019年操業開始 下ったら良く見えて来た 1700年代の岩手山噴火の跡 裏に岩手山がある宿

2022年10月22日(土) 宮古市・釜石市・気仙沼市

 宿の6Fに展望台、5時半に起きて行ってみたが、朝焼けは綺麗だったが日の出は見られず。

 今日は三陸海岸を走って震災の復興様子を見る事。久慈まで行くか宮古から下るか考えたが、 久慈まで行くと300km超えなので宮古へ。三陸鉄道へも乗車するつもりだったが1時間以上の時間ロス では無理なので、見るだけ。乗客の多くは観光客だった様だ。

 楽天トラベルで予約したら支援枠オーバーで対応できないとの連絡、宿直接の支援枠を利用させて もらう事ができた。食事はアワビ、フカひれ、カンパチ、マンボウ、ホッキ貝、と盛り沢山で食い切れない。

日の出はならず朝焼け 浄土ヶ浜、雨にはならず曇り空 澄んだリアス海岸は波穏やか 三陸沿岸は防潮堤が何処までも
乗ってみたかったが。。。 鉄の町釜石に高炉は無い かなりの高台まで浸水していた ネット検索で知った碁石海岸
海が荒れれば雷が鳴る 碁石浜の船溜まりで餌やり おかげで酒量が少ない

2022年10月23日(日) 気仙沼市・南三陸町・松島市

 大島は周りが全て海、東は太平洋、見るしかないでしょうと早起き、部屋から海が見えたけど樹木が 邪魔で無理。 ”山頂の展望台まで行けば確実、宿の裏の大島神社の境内から見えるかも。” と教わり 神社に行ってみた。何とか間に合い良い日の出。宮司さんも今日は良い日の出だと言っていた。

 止まった宿の在る大島は朝ドラ【おかえりモネ】の舞台だった。宿は標高110mで被災はしなかったが タンクからの漏れ出た燃料火災で非難したそう。

 どこまで復興できたのかは判らないが、10年の変化は見られた。沿岸線は何処も高い防潮堤で囲まれ 海辺の町から海は見えない。石巻の日和山からの町の様子も変わっていた。

日の出時間数分前に到着 神社らしい場所に換えて 大島の最高地点の展望台から 震災後建設の橋で大島に
9時、もう店開き 気仙沼港 漁船から巡視艇まで 日本中から来ている漁船 震災を後世に伝え残す
此処だけは震災当時のままに 4F窓ガラスは割れていない 避難放送を継続して殉職 柱や梁以外は曲がっている
石巻市の復興様子を見に 建物はかなり増えていた 3年後は何も再建されていない

2022年10月24・25日(月・火) 仙台・名古屋

 11時には仙台港へ着きたいので、観光はできない。 ”最後のクーポンを消費しないと。” と、道の駅を 探す。約10kmを遠回りして【道の駅おおさと】へ行って米とリンゴを購入。

 無事に旅を終了。船上で映画鑑賞ができたが、感染対策で見ずに寝て過ごした。最後の朝日は雨で見られず。 大きな波も無く穏やかな航海だった。

仙台港で乗船待ち 1.6万tonがUターン 快晴に見送られて帰路へ
愛知県沖は雨が降っていた パイロット船のお迎えではない 正式名称・名港西大橋(赤) 3デッキ・後乗車で前降車

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