岡崎市・滝山寺  2019年3月12日(火)

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 爺四人組で、今度は仏像拝観に【天台宗・滝山寺】へ。
 天気予報を見てから決めるので、晴天の日しか行動しないのだが、この日は予報より悪く来るまでの移動中に 小雨がパラついた。それでも春、薄日も差す曇り空だったが、外での活動でも快適。

 【滝山寺】の目玉は、運慶湛慶作の国指定重要文化財【聖観音菩薩立像】、【帝釈天立像】、【梵天立像】 の三体。35年位前に拝観しているはずだったが記憶なし、妻がゴルフのショートコースの帰りに見に行ったと 言うので。。。妻の言う通りに頭部内に頼朝の歯と髭が納められていた。
 宝物殿では住職が言葉巧みに説明され、”江戸時代に塗り直しされていなければ【国宝】だったかも。”と 頷ける三体の仏像。源頼朝の等身大と言う観音菩薩は女性を思わせる曲線美。また、寄贈されたと言う 【十一面観音菩薩立像】は住職が発見したと言っていたが、下から照らした時は眼を開き厳しく、上から照らした 時は眼を閉じ穏やかな顔に大きく変わる仏師の技が伺えた。

 現在の住職は初めての世襲で、過去は本山(延暦寺)から派遣されていたそう。江戸時代は600石 (1石:150kg)の禄を受け豊か、神仏習合だったので家光の時代に三東照宮の一つである【滝山東照宮】が 隣に。明治の廃仏毀釈の影響は田舎だった事から小さかったので、現在でも寺として存続している。が、禄が 無くなった事から土地を切り売りし衰退。本堂から三門までは約800mある伽藍だったが、現在の三門は飛び地に。

 有名な仏像はガラス越し、拝観者の群れ、高い拝観料。先の【普門寺】も此処も、隔たりが無く至近距離で 肌で感じられる仏様の方が有難みを味わえる。さて、次は何処にしようか。

修復間もない檜皮葺の本堂 お寺だけど!、東照宮の鳥居 【浅野内匠頭】寄贈の灯篭も 他にも修復を待つ建造物が
本堂から東照宮への入り口 東照宮らしいきらびやかな造り ガラ紡(綿紡績)の発祥の地区 青空に広がる枝が見事
滝山寺のHPへ
最盛期は、此処からが境内 滝山寺の宝物を見る

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